【警備・施設管理】待機時間もある?安全を守る警備員の夜勤スケジュール

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【警備・施設管理】待機時間もある?安全を守る警備員の夜勤スケジュール


夜勤の仕事への転職を検討されている方にとって、その実態が不透明なことは大きな不安要素でしょう。

特に「警備・施設管理」の世界は、外から見ているだけでは分からない独特の働き方や時間の流れが存在します。

「ずっと立っていて大変そう」というイメージがある一方で、実は「待機時間」というこの職種ならではの強みも隠されています。

本記事では、商業施設やオフィスビルを守る「施設警備」にスポットを当て、具体的な夜勤スケジュールや、この仕事を選ぶからこそのメリット・デメリットを徹底解説します。

単なる体力勝負ではない、知的なリスク管理の側面を持つ警備職のリアルな一日をのぞいてみましょう。

目次

1. 商業施設やオフィスビルを守る「施設警備」の夜勤スケジュール例

施設警備の夜勤スケジュールを理解する上で最も重要なのは、この仕事が「ルーティンワーク」と「緊急対応」の二階建て構造で成り立っているという点です。

工場や工事現場の警備とは異なり、空調の効いた屋内での作業が中心となるため、体力的には比較的安定していますが、その分、時間管理の正確さが求められます。

①夕刻の引き継ぎから始まる「閉館業務」の流れ

夜勤のスタートは、多くの場合、日勤者からの丁寧な引き継ぎから始まります。

施設警備においてこの時間は非常に重要で、その日に起きたトラブルや、工事車両の出入り予定、VIPの来館情報などを共有します。

引き継ぎが終わると、商業施設であれば「閉店作業」、オフィスビルであれば「最終退出確認」へと移ります。

具体的には、エスカレーターの停止、照明の間引き、そして全ての出入り口が施錠されているかの目視確認を行います。

この際、単に歩くだけでなく、不審物がないか、水漏れが発生していないかといった「五感」を使った点検が欠かせません。

この閉店直後の1〜2時間が、一日のスケジュールの中で最も忙しく、かつ気が抜けない時間帯となります。

②深夜の静寂を支える「巡回とモニター監視」

施設が完全に閉鎖された後は、定期的な「巡回」と防災センターでの「モニター監視」を交代で繰り返すフェーズに入ります。

深夜の夜勤スケジュールは、概ね1時間から2時間おきに役割をローテーションすることが一般的です。

これにより、単調な作業による集中力の欠如を防いでいます。

モニター監視では、防犯カメラを通じて施設内外に異常がないかを注視し、巡回員はチェックポイントを通る際に異常がないかを機械に記録します。

深夜のビルは驚くほど静かですが、その分、わずかな異音や異臭が重大な事故(火災や漏水)の予兆となるため、研ぎ澄まされた集中力が求められます。

この「何も起きないこと」を維持し続けるのが、プロの警備員の腕の見せ所と言えるでしょう。

③早朝の「開館準備」と爽やかな退勤

夜が明け始めると、スケジュールは再び慌ただしくなります。

早朝の配送業者の受け入れや、通用口の解錠、そして施設スタッフの入館管理が始まります。

夜の間に異常がなかったことを確認し、清掃業者や設備管理スタッフと連携しながら、施設を「朝の顔」へと戻していくのです。

最後は日勤者への引き継ぎを行い、業務終了となります。

この仕事の魅力の一つは、多くの人が出勤してくる時間に仕事を終え、静かな街を帰宅できる点にあります。

残業が発生しにくい構造になっている現場が多いため、退勤後のプライベートな時間を計算しやすいのも、施設警備の夜勤スケジュールにおける隠れたメリットです。



2. 仮眠時間が長めな場合も?警備・管理職の夜勤におけるメリット・デメリット

警備員の夜勤を検討する際に、多くの人が気になるのが「休憩や仮眠の実態」ではないでしょうか。

結論から申し上げますと、施設警備は他の夜勤職(工場や医療職など)と比較して、まとまった仮眠時間が確保されやすい傾向にあります。

これは、警備という仕事の性質上、「常に100%の力で動き続ける」よりも「有事に備えてエネルギーを温存しておく」ことが求められるからです。

①身体への負担を軽減する「まとまった仮眠時間」の恩恵

施設警備の最大のメリットは、多くの現場で4時間から6時間程度の「仮眠時間」が確保されている点です。

これは単なる休憩ではなく、深夜帯の防犯効率を高めるための合理的な仕組みです。

他の職種の夜勤では、数十分の休憩を小刻みに取るケースが多いですが、警備職の場合は専用の仮眠室で横になって眠ることができる現場が少なくありません。

これにより、自律神経の乱れを最小限に抑え、夜勤明けの疲労感を軽減することが可能です。

もちろん、現場の規模や人数によりますが、しっかりと睡眠を取ることで、翌日の日中を有効に活用できるのは、転職者にとって大きな魅力となるはずです。

②「待機時間」をどう捉えるか?精神的な適性の重要性

一方で、メリットの裏返しとして「待機時間の長さ」がデメリットに感じられる場合もあります。

警備員の夜勤スケジュールには、何もトラブルが起きていない時に「ただそこにいること」が仕事になる時間が存在します。

これを「楽で良い」と捉えるか、「退屈で苦痛だ」と感じるかで、この仕事への適性が大きく分かれます。

スマホを見ることも、読書をすることも許されない緊張感のある待機(モニター監視など)が数時間続くこともあります。

この時間を、いかにして集中力を切らさずに過ごせるか。

あるいは、頭の中でマニュアルの復習をするなど、自分なりの「静かな時間の使い方」を見つけられるかどうかが、長期的にこの仕事を続ける鍵となります。

③孤独感と責任感の天秤、そして夜勤手当の魅力

夜勤の施設警備は、基本的に少人数、あるいは一人で現場を任されることもあります。

人付き合いのストレスが少ないというメリットがある反面、トラブル発生時には自分一人で初期判断を下さなければならないという重圧(デメリット)も併せ持っています。

しかし、その分「深夜手当」が確実に加算されるため、日勤のみの仕事に比べて月収が数万円単位で底上げされます。

また、警備職は資格手当(自衛消防技術試験や施設警備業務検定など)が充実していることが多く、夜勤をこなしながらコツコツと資格を取得することで、着実に年収を上げていけるという堅実なキャリアパスが描けるのも大きな特徴です。



3. 24時間勤務(当直)との違いは?特殊な勤務形態について

警備業界への転職を考える際に、求人票でよく目にするのが「当直(24時間勤務)」という言葉です。

これは一般的な「夜勤」とは全く異なるリズムの働き方であり、警備・施設管理特有のスタイルです。

この違いを理解しておかないと、入社後に「想像していた生活リズムと違う」というミスマッチが起きてしまいます。

①24時間勤務の構造と「明休」という特殊な休日

24時間勤務とは、その名の通り朝の9時から翌朝の9時まで拘束される勤務形態です。

一見すると過酷に見えますが、その内訳は「実働16時間・休憩4時間・仮眠4時間」といった構成が一般的です。

そして、最大のポイントは勤務が終わったその日が「明休(あけやすみ)」となり、さらに翌日が「公休(休み)」になるというサイクルです。

この働き方の最大の武器は、自由に使える時間の多さです。

1日働けば、その後の1.5日間は自由の身となります。

月の出勤日数は10日から12日程度に抑えられるため、通勤のストレスを減らし、趣味や家庭の時間を大胆に確保したい人には、通常の夜勤スケジュールよりも好まれることがあります。

②拘束時間の長さがもたらす生活リズムの変化

当直勤務のデメリットは、やはり「24時間、その施設から離れられない」という拘束感にあります。

夜勤のみの勤務であれば、朝には自宅に帰ることができますが、当直の場合は丸一日を職場で過ごすことになります。

また、有事の際には仮眠中であっても叩き起こされる可能性があるため、眠りが浅い人にとっては体調管理が難しい側面もあります。

しかし、施設管理のプロを目指すのであれば、24時間の建物の動きを把握することは非常に勉強になります。

昼間の喧騒と深夜の静寂、その両方の管理手法を身につけることで、施設マネジメントの視点が養われます。

短期的な稼ぎやすさだけでなく、中長期的なスキルアップを見据えてこの形態を選ぶ人も少なくありません。

③夜勤専門(専属)と当直、どちらが自分に合うか

最後に、夜勤のみを繰り返す「夜勤専属」と、24時間勤務を含む「当直制」のどちらを選ぶべきかについて触れます。

夜勤専属は、生活リズムを夜型に固定できるため、一度慣れてしまえば体調管理がしやすいのが特徴です。

一方、当直制は生活リズムが変則的になりますが、まとまった休日を多く取れるという利点があります。

未経験から転職される方は、まず自分の「睡眠の質」と「休日の過ごし方の希望」を天秤にかけてみてください。

「毎日決まった時間に眠りたい」なら夜勤専属、「多少不規則でも、平日の空いている時間に遊びたい」なら当直制が向いています。

施設警備という仕事は、あなたのライフスタイルに合わせて働き方を選べる、実は非常に柔軟な職種なのです。



おわりに

夜勤の警備・施設管理は、生活リズムの切り替え、睡眠・食事の工夫、現場での冷静な判断力が求められます。

本記事で紹介したスケジュール例や休憩の取り方ポイントを参考に、まずは見学などで職場の雰囲気を確かめてください。

待機時間の過ごし方や緊急対応の備えを整えれば、安定した収入と責任あるやりがいが得られます。

応募前に福利厚生やシフトの詳細を確認し、自分の生活に合う職場を選びましょう。



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